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10000ドルを超えたビットコインの原動力

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2019年6月22日(土)、ビットコインが10000ドルに復帰。約1年3ヶ月ぶりの出来事でした。諸々の好条件が重なったことで急上昇となったと思いますが、大多数の人が予想以上の速さで上昇したのではないかと思います。

さてビットコインの上昇の原動力は一体なんだったのでしょうか。
もちろん断定的にこれだと言えるものはないですが、色々考えられることはあります。いくつかにわけてみていきましょう。

ファンダメンタルズからの分析

1.世界的な金融緩和の流れによる金利の低下

1月末の米国の利上げ停止ということで、金融引き締めが終わりを告げました。
ここから米国の金利の低下と反比例してビットコインは上昇に転じます。
ビットコインは持っているだけでは金利がないので、金利低下かつ金融緩和方向に振れる場合は相対的に資金流入しやすくなります。

【参考文献】
米国利上げ停止
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-01-30/PM4GAT6K50XS01
米国利下げ示唆
https://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2019/06/frb-14.php

相関関係をみると一目瞭然です。実際にビットコインの価格はこの付近でひっそり底打ちしており、大きなターニングポイントを作ったと言えます。

ビットコインと米国10年債金利相関図

2.規制・マーケットの成長

BakktやFATFの規制勧告など、マーケットは下落相場の中でも順調に成熟しつつあると言えます。ETFは時期尚早と思われますが、ブロックチェーンを含めた暗号資産の活用が着々と増えていることは、暗号資産の将来性を明るくすることから投資家の期待を作っていたと思われます。

3.ハッシュレート・トランザクション

ハッシュレート日別推移 出典: https://www.blockchain.com
トランザクション日別推移 出典: https://www.blockchain.com

ビットコイン価格とある程度の相関関係があるとされるハッシュレートやトランザクションも堅調でした。ハッシュレート増加はディフィカルティの上昇を誘発し、その結果マイナーの損益分岐点の価格の上昇を後押しします。マイナーの損益分岐点より下のラインというのは利益を守るためにヘッジショートをマイナーが打ちやすい状況となり、現物売りを損益分岐点以下では抑制する傾向があると言われています。

単純にハッシュレートやトランザクションの増加はビットコインの本質的価値を示していることもあり、ちゃんとプロダクトとして下げ相場であっても使われていたという事実を示していました。

需給からの分析

1.BlockFi等のレンディングサービスの隆盛

Block-Fi等の高金利のレンディングサービスが整備されたのが一つあるでしょう。2017年以前もBitfinexやPloniexといった取引所内でのレンディングサービズはありましたが、ここまで大規模ではなかったと思います。BlockFiはレンディングサービスとクリプトローンのサービスであり、既存の取引所とは一線を画しています。

日本ではリクルートが実はBlocFiに出資していたりして、下げ相場の中でも実直に事業を作ってきたサービスともいえます。これがローンチしたのが3月5日です。ちょうど緩やかに上昇し始めた時期とかなさります。

実は預け入れ金額は1億ドルあまりで膨大です。レンディングサービスの最大のリスクはビットコインの価格変動リスクですから、同数のヘッジショートを行うファンドや個人もいたことでしょう。預け入れるために現物を買うのにデリバティブ市場でショートをする、これらが重なることで自ら作ったヘッジショートのポジションの首を締めることになります。結果として3月には先物市場でバックワーデーションが発生して、最後のひと押しを作り出しました。

これがレンディングサービスが起こした需給の罠とも言えるでしょう。
2018年が下げ相場だったことから、ヘッジショートをしなくてはという心理は強かったと思われます。

参考:
https://jp.cointelegraph.com/news/blockfi-crypto-management-firm-adjusts-interest-rates

2.出来高の復活

下げ相場の中でも2月以降が出来高が上昇しました。
レンディングサービス、値頃感、金融緩和等の結果と思われ出来高に現れたといえます。
「出来高は価格に先行する」という相場格言がありますが、それを体現しているような動きです。

ビットコイン時価総額チャートと出来高

強固なファンダメンタルズに支えられるビットコイン

他にも材料は挙げられるかと思いますが、これだけみても中長期的なビットコインの力強さはあるかと思います。今回は直接の要因としませんでしたが、来年に控えている半減期も大きなターニングポイントとなるでしょう。単純に供給が減ることから価格の下支え効果は絶大です。

短期的な調整はあるかもしれませんが、思った以上にトントン拍子で上昇を続ける可能性もあるかもしれませんし、もしかしたら下落に転じるかもしれません。とはいえ中長期目線は基本的に明るいというのがタキオンなりの考えです。しばらくは現物をHODLで付き合っていきたいなと感じています。

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